YAKUSHIMA ZINE

フルーツ、お魚、野菜に野鳥……。屋久島在住のさまざまな書き手が、日常の風景を交えながら、島の四季を発信するローカルマガジン。このメディアは、THE HOTEL YAKUSHIMAの委託を受け、一湊珈琲編集室が運営しています。

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フルーツ、お魚、野菜に野鳥……。屋久島在住のさまざまな書き手が、日常の風景を交えながら、島の四季を発信するローカルマガジン。このメディアは、THE HOTEL YAKUSHIMAの委託を受け、一湊珈琲編集室が運営しています。

    記事一覧

    #屋久島野菜 徒然日記 9月

    気づけば9月も終わり。 日々があっという間で驚いてしまいます。 今月は台風があり、農家さんもだいぶ被害を受けているようです。 改めて、自然のちからの大きさ、日々お…

    #山尾三省の詩を歩く 9月

    先日の台風14号は久しぶりに屋久島を直撃して過ぎて行った。910ヘクトパスカルで屋久島にやってくるというかなり厳しい状況であったけれど、過ぎてしまえば、何事もなかっ…

    #島暮らしとさかなたち 9月

    巨大!豪快!オオウナギ 調理編 前回の記事はこちら↓ 先月の捕獲編に続き、今月は調理編を記そうと思う。 ウナギは死んでしまうと鮮度が急激に落ちてしまうので、生き…

    #果実でめぐる島のいちねん 9月

    最初に謝らなければいけません みなさまごめんなさい 屋久島の一年を季節のフルーツで巡る! なのに、なのに… 5月と8月忙しすぎて 執筆まで頭が回らず抜けてしまいまし…

    #山に十日 海に十日 野に十日 9月

    台風と「所有」 子どものころ、台風は楽しみのひとつだった。 昼間にやって来ると、学校が休みになるので嬉しかったし、夜は夜でワクワクした。昔はちょっとしたことです…

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    13日前

    #やくしまびより 9月

    ............ 山下あけみ 種子島出身のひつじ年でうお座。 漁船漁港を描くのが好き。 特に種子島で製造されていた薩摩型木造船には思い入れがある。 埴生窯に嫁に来てか…

    YAKUSHIMA ZINE
    2週間前

    屋久島の鳥たち 9月

    渡りの季節到来  8月があっという間に過ぎていきました。  自宅周辺以外のとりさんぽの時間がなかなかとれませんでしたが、南部にツアーの送迎や用事があった時は春田…

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    4週間前

    #山に十日 海に十日 野に十日 8月

    昨日そこに田んぼがあった 自給自足の暮らしを夢見ていたころ、どうしても作りたい作物があった。それは「米」である。だが残念ながら、ぼくが作ろうとしていた上田(かみ…

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    4週間前

    #屋久島野菜 徒然日記 8月

    暑〜いなかにも、秋の気配を感じる近頃 みなさん、いかがお過ごしですか? 夏バテなどされていないでしょうか? 体の中のほてりをとりながら、秋から冬へむけて、からだの…

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    1か月前

    #島暮らしとさかなたち 8月

    巨大!豪快!オオウナギ  夏本番になり雨が降らない日が続き、川の水量が減るとオオウナギを獲りに行く。  体にゴマのような斑紋があることから、我々はゴマウナギと呼…

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    1か月前

    #山尾三省の詩を歩く 8月

     山尾三省が住んだ、そして私たちが今も住んでいる白川山集落は夏が最も過ごしやすい季節だ。一湊集落から山の方へ4キロほど入って標高が幾分高いのと、谷川がそこらじゅ…

    YAKUSHIMA ZINE
    1か月前

    #やくしまびより 8月

    ............ 山下あけみ 種子島出身のひつじ年でうお座。 漁船漁港を描くのが好き。 特に種子島で製造されていた薩摩型木造船には思い入れがある。 埴生窯に嫁に来てか…

    YAKUSHIMA ZINE
    1か月前

    #屋久島の鳥たち 8月

    ホトトギスとウグイス  5月の連休が過ぎたぐらいから、「キョッ キョ キョキョキョキョ」と高らかに鳴く声が聞こえ始めます。  カッコウの仲間のホトトギスです。夏…

    YAKUSHIMA ZINE
    1か月前

    #照葉樹林の足下で 7月

    夕方雨が止むと、夜の森へと出かけます。 スダジイやイスノキの茂る照葉樹の森です。 夕闇に背中を押されながら森の小道を歩いて、いつもの倒木の前で座り込み、すっぽりと…

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    2か月前

    #山に十日 海に十日 野に十日 7月

    マイ・トロッコ 学校が夏休みに入る頃、待ちかねていたかのようにクマゼミが一斉に鳴き出す。パワフルなその大合唱を聞くと、とたんに川が恋しくなる。 ぼくが小学生だっ…

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    2か月前

    #果実でめぐる島のいちねん 7月

    情熱の果物 6月の末になんだかおかしな梅雨明けから始まった今年の7月 梅雨明け宣言出たけど シャキッとしない空気感… 島は日中の日差しはジリジリと ホントに肌が焼け…

    YAKUSHIMA ZINE
    2か月前
    #屋久島野菜 徒然日記 9月

    #屋久島野菜 徒然日記 9月

    気づけば9月も終わり。
    日々があっという間で驚いてしまいます。

    今月は台風があり、農家さんもだいぶ被害を受けているようです。
    改めて、自然のちからの大きさ、日々お野菜をいただけるありがたさを感じます。

    そんな台風の置き土産はたくさんの青パパイヤでした。

    風のちからで折られてしまったパパイヤたち。
    たくさんの実が落ちてしまったよう。

    だからこそいただける恵みを、どうしたらより生き生きと活かせ

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    #山尾三省の詩を歩く 9月

    #山尾三省の詩を歩く 9月

    先日の台風14号は久しぶりに屋久島を直撃して過ぎて行った。910ヘクトパスカルで屋久島にやってくるというかなり厳しい状況であったけれど、過ぎてしまえば、何事もなかったような日常が戻ってきている。

    一湊白川山の私たちの集落もずいぶん暴風が吹き荒れた。山間の集落なので、風よりも雨が恐い。雨も浸水というより土石流が恐い。少し雨風が収まったかと思ったのは、台風の目に入ったからで、その後の吹き返しがひどく

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    #島暮らしとさかなたち 9月

    #島暮らしとさかなたち 9月

    巨大!豪快!オオウナギ 調理編

    前回の記事はこちら↓

    先月の捕獲編に続き、今月は調理編を記そうと思う。

    ウナギは死んでしまうと鮮度が急激に落ちてしまうので、生きているうちに素早く処理をする。
    まずは砂をまぶして、ヌルと呼ぶ体表の粘液を落とす。
    ヌル落としの方法はいくつかあって、新聞紙やかぼちゃの葉で擦る場合もある。
    ウナギはこのヌルがとれるとおとなしくなるので、目打ちをしてさっと開く。

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    #果実でめぐる島のいちねん 9月

    #果実でめぐる島のいちねん 9月

    最初に謝らなければいけません
    みなさまごめんなさい

    屋久島の一年を季節のフルーツで巡る!
    なのに、なのに…

    5月と8月忙しすぎて
    執筆まで頭が回らず抜けてしまいました

    そして9月もあと数日‼︎
    そんな今頃になってーーーーー⁈

    毎月毎月、気にはなるものの
    ササと書けない
    そんな月日を過ごしつつ9月
    滑り込めるか⁈


    そんな9月の果物は
    【ドラゴンフルーツ】

    みなさまご存知ですか⁈
    聞い

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    #山に十日 海に十日 野に十日 9月

    #山に十日 海に十日 野に十日 9月

    台風と「所有」

    子どものころ、台風は楽しみのひとつだった。
    昼間にやって来ると、学校が休みになるので嬉しかったし、夜は夜でワクワクした。昔はちょっとしたことですぐ停電になり、闇に包囲されると、ゴーゴーと鳴る風の音が凄みを増した。テレビで分断されていた家族が一つ部屋に集まり、ローソクの灯りを見つめて一夜を過ごす。隙間風でローソクがゆらぐと、黒い影が怪しくうごめき、「ヒュー!」という音とともに突然炎

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    #やくしまびより 9月

    #やくしまびより 9月

    ............

    山下あけみ

    種子島出身のひつじ年でうお座。
    漁船漁港を描くのが好き。
    特に種子島で製造されていた薩摩型木造船には思い入れがある。
    埴生窯に嫁に来てから、紹介を兼ねて窯の仕事や屋久島の自然をマンガに描き、不定期だがFBページはにい窯にて連載中。
    「やくしまびより」でも島の日々のちょっとした出来事や身近な自然の風景を描いていく予定です。
    どうぞご覧ください。

    はにい(埴

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    屋久島の鳥たち 9月

    屋久島の鳥たち 9月

    渡りの季節到来

     8月があっという間に過ぎていきました。
     自宅周辺以外のとりさんぽの時間がなかなかとれませんでしたが、南部にツアーの送迎や用事があった時は春田海岸に寄り道。
     押し寄せる波音の中に、「ぴょぴょぴょ」と聞こえてくる声!
    だけど姿が見えない!
     確かにこの海岸に、耳馴染みのない鳥がいるはずだ!
    と目を凝らして、ゴロゴロした小石の海岸をスキャンして見ていくと、ツツツと動くものが。
     

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    #山に十日 海に十日 野に十日 8月

    #山に十日 海に十日 野に十日 8月

    昨日そこに田んぼがあった

    自給自足の暮らしを夢見ていたころ、どうしても作りたい作物があった。それは「米」である。だが残念ながら、ぼくが作ろうとしていた上田(かみだ)の田んぼは、既に耕作が放棄され、荒れ果てていた。水の取水口も、そして配水溝も、無残な状態になっていて、とても独りの力で復旧できるものではなかった。

    かつて宮之浦集落には、広大な耕作地が二か所あった。ひとつは、現在屋久島電工(ヤクデン

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    #屋久島野菜 徒然日記 8月

    #屋久島野菜 徒然日記 8月

    暑〜いなかにも、秋の気配を感じる近頃
    みなさん、いかがお過ごしですか?
    夏バテなどされていないでしょうか?

    体の中のほてりをとりながら、秋から冬へむけて、からだの調整が大切な時期。

    だんだんと冷たいものを控えめにして、あたたかいものをとっていきたいですね。

    そうは言っても暑いものは暑い。

    そんなときに活躍してくれるのは最近出始めている新生姜♪

    炒めものでも、煮物でも、少し加えるだけでさっ

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    #島暮らしとさかなたち 8月

    #島暮らしとさかなたち 8月

    巨大!豪快!オオウナギ

     夏本番になり雨が降らない日が続き、川の水量が減るとオオウナギを獲りに行く。
     体にゴマのような斑紋があることから、我々はゴマウナギと呼んでいる。
    屋久島で一番栄養価が高い食べ物だという人もいるほどの夏の滋養食だ。
     義父たちは子ども時代、ゴマウナギをとって捌いて店に持っていくと、良いお小遣い稼ぎになったという。その道60年の大ベテランである。
     この前編ではゴマウナギ釣

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    #山尾三省の詩を歩く 8月

    #山尾三省の詩を歩く 8月

     山尾三省が住んだ、そして私たちが今も住んでいる白川山集落は夏が最も過ごしやすい季節だ。一湊集落から山の方へ4キロほど入って標高が幾分高いのと、谷川がそこらじゅうを流れ下っているおかげで、夏はどこよりも涼しい(と私は思っている)。家の温度計が昼間に30度を越えることはほとんどない。そして朝晩の涼しさ。夏が極まれば極まるほど夜は寒いほどに涼しくなる。
     そして朝のすがすがしさは格別である。この詩のよ

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    #やくしまびより 8月

    #やくしまびより 8月

    ............

    山下あけみ

    種子島出身のひつじ年でうお座。
    漁船漁港を描くのが好き。
    特に種子島で製造されていた薩摩型木造船には思い入れがある。
    埴生窯に嫁に来てから、紹介を兼ねて窯の仕事や屋久島の自然をマンガに描き、不定期だがFBページはにい窯にて連載中。
    「やくしまびより」でも島の日々のちょっとした出来事や身近な自然の風景を描いていく予定です。
    どうぞご覧ください。

    はにい(埴

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    #屋久島の鳥たち 8月

    #屋久島の鳥たち 8月

    ホトトギスとウグイス

     5月の連休が過ぎたぐらいから、「キョッ キョ キョキョキョキョ」と高らかに鳴く声が聞こえ始めます。
     カッコウの仲間のホトトギスです。夏鳥としてインドや中国南部から渡って来ます。

     特徴的な大きな鳴き声なので、誰もが聞いたことがある声の鳥ではないでしょうか。
     この鳴き声を、「特許許可局」や「テッペンカケタカ」、「ホ ト ト ギ ス」と聞きなしされることが多いよう。

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    #照葉樹林の足下で 7月

    #照葉樹林の足下で 7月

    夕方雨が止むと、夜の森へと出かけます。
    スダジイやイスノキの茂る照葉樹の森です。
    夕闇に背中を押されながら森の小道を歩いて、いつもの倒木の前で座り込み、すっぽりと闇に包まれるのを待ちます。
    息を潜めて、真っ暗な森の奥を見つめていると、闇の中から怪しい光が浮かび上がって来ます。
    シイノトモシビタケ。
    スダジイの倒木や枯れ枝にポツポツと現れて、強い光を放っています。

    一時間ほど暗闇の中にいると目が闇

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    #山に十日 海に十日 野に十日 7月

    #山に十日 海に十日 野に十日 7月

    マイ・トロッコ

    学校が夏休みに入る頃、待ちかねていたかのようにクマゼミが一斉に鳴き出す。パワフルなその大合唱を聞くと、とたんに川が恋しくなる。

    ぼくが小学生だった昭和30年代、川へ続く道はトロッコ道だった。炎天下、焼けたレールの上を歩いたり、枕木の上を飛び跳ねたりしながら、川への道を急いだものである。どこからともなく出現するハンミョウにちょっかいを出したり、オニヤンマの低空飛行に見とれたり、ク

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    #果実でめぐる島のいちねん 7月

    #果実でめぐる島のいちねん 7月

    情熱の果物

    6月の末になんだかおかしな梅雨明けから始まった今年の7月

    梅雨明け宣言出たけど
    シャキッとしない空気感…

    島は日中の日差しはジリジリと
    ホントに肌が焼けているかのような
    暑さですが
    木陰に入ればサラリとした風が心地よく

    夜や朝方はひんやりと冷たい風が山から降りてくるのでクーラーもいらない

    そんな夏が島の夏‼︎
    という感覚がワタシの「屋久島の夏」です

    山の緑と海の青空の白い雲

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